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サ行(サシ)
用語 | 読み方 | 意 味 | 対応英語 |
サイアロン | さいあろん | 窒化珪素(Si3N4)の一部の原子をAlとOで置換したSi-Al-O-N系の化合物。 | sialon |
再加圧成形 | さいかあつせいけい | 粗形状の成形体を再度加圧成形することにより最終形状を得る成形方法。 | re-pressing |
再加熱膨張/収縮 | さいかねつぼうちょう/しゅうしゅく | 耐火製品が高温度に長時間さらされたとき,あるいは繰り返し加熱されたときに膨張収縮を起こし,元の寸法より膨張あるいは収縮する現象。→残存線膨張/収縮率 | permanent linear change on reheating |
最高使用温度 | さいこうしようおんど | 耐火物の使用温度域で,線変化率が規定数値の範囲を超えない最高温度。耐火断熱煉瓦や不定形耐火物の耐熱性を示す表示として使用される場合が多い。 | maximum service temperature |
サイドポート式ガラス槽窯 | さいどぽーとしきがらすそうがま | 溶融ガラスの流れに沿った溶解槽の両側の壁にそれぞれ交互に火炎噴出と廃ガス吸引の働きをするポートがあり,一方のポートから噴出した火炎はガラスの流れと垂直に溶解槽を横断し,反対側のポートに吸込まれ,この動作が交互に繰り返される加熱形態のガラス槽窯。 | side-port glass tank furnace /cross-firedfurnace |
作業性 | さぎょうせい | 粘土やプラスチック耐火物,キャスタブル耐火物などの施工あるいは成形の難易度。→ワーカビリティ | workability |
下げ振り | さげふり | 施工などの工事現場で,垂直をだすのに使う器具。細くて強い糸の下端に円錐形の重りをつり下げたものが一般的。 | plumb-bob |
さしがね | さしがね | かね尺とも呼ばれる直角に曲った金属製の定規。 | square rule |
差し込み逃げ | さしこみにげ | 歯形逃げとも言う。炉壁の煉瓦積み作業を行う際に,やむを得ず部分的に高く積み上げる場合,未完成部分の形を歯形状に控えて煉瓦を施工する施工方法。 もう一つの方法として「段逃げ」があり一般的にはそちらの方が後の作業がしやすい。 | zig-zag joint |
サスペンションプレヒーター | さすぺんしょんぷれひーたー | セメント用ロータリーキルン入口(排ガスの出口)にサイクロン形熱交換器を数段重ね,排ガスにより粉末状の原料を浮遊状態で効率よく予熱及び脱炭酸させる形式の予熱器。→SPキルン,NSPキルン | suspension preheater (SP) |
サスペンションアーチ | さすぺんしょんあーち | 溶解精錬炉などのアーチを組んでいる煉瓦の一部,あるいは全部を上部の構造からつり下げて構築されたアーチ天井。 | suspended arch |
サラマンダ | さらまんだ | 高炉稼働中炉底部に煉瓦ライニングと置き換わって沈積した銑鉄の大きな塊。 | salamander |
酸化防止コーティング | さんかぼうしこーてぃんぐ | 高温の酸化性雰囲気中で使用される金属や炭素系材料の酸化消耗を防ぐために,その表面に施す被覆。 | oxidation resistant coating |
酸性耐火物/酸性スラグ | さんせいたいかぶつ/さんせいすらぐ | 一般的な酸性の意味とは異なり,SiO2に富む耐火物やスラグを指す。酸性耐火物は酸性スラグに対する耐食性は高いが塩基性スラグに対する耐食性は低い。 →塩基度 | acid refractories |
酸性白土 | さんせいはくど | モンモリロナイトを主成分とするベントナイトが地表付近で風化を受けて,交換性陽イオンがH+に変化したもので,白色粘土の一種。 | acid clay |
残存線膨張/収縮率 | ざんぞんせんぼうちょう/しゅうしゅくりつ | 耐火物が定められた温度で定められた時間加熱したのち,あるいは繰り返し加熱(使用)したのち,常温になったときの長さの最初の長さに対する百分率。はじめの長さよりも長くなれば残存膨張率で表し,短くなれば残存収縮率で表す。 | residual expansion /shrinkage /permanentlinear change |
酸窒化珪素 | さんちっかけいそ | Si3N4-SiO2系の化合物群で,Si2ON2が知られている。溶融金属に濡れにくい。 | silicon oxynitride |
サンディング | さんでぃんぐ | 煉瓦素地を焼成するとき,煉瓦を安定して積むため,また焼成によって煉瓦が相互に付着しないように,煉瓦間に微粒,微粉や煉瓦粉末をまくこと。 | sanding |
残留応力 | ざんりゅうおうりょく | 外力や不均一な膨張・収縮等により発生した応力が,外力等から解放された後も消失することなく,結晶格子のひずみ等の形で物体内に蓄積されている応力のこと。向き,大きさとも複雑に分布している。 →応力 | residual stress |
シェル | しぇる | →キルンシェル,炉殻 | shell |
地金/スカル | じがね/すかる | 耐火物の亀裂に侵入したり,表面に付着した溶融金属が固化したもの。 | skull |
敷 | しき | 溶融金属容器の底部のこと。 | bottom |
仕切壁 | しきりかべ | 工業炉内の空間を部屋として仕切る壁。隔壁ともいう。 | partition wall /division wall /batterywall |
敷煉瓦 | しきれんが | 窯炉の底部を構成する煉瓦で,高炉,キュポラやガラス溶融窯等で用いる。ガラス溶解窯を構成する大型煉瓦は敷瓦ともいう。 | sole brick /sole block /bottom block |
試験コーン | しけんこーん | 耐火度測定用で,標準コーンと比較するために,粉砕した耐火物から,297μm以下の粉末を高さ30mmのコーン(三角錐)に成形したもの。→耐火度 | test cone |
示差熱分析 | しさねつぶんせき | 加熱によって変化しない標準物質と試料を同時に一定速度で加熱し,その時両者間に生じる温度差から,試料の発熱,吸熱などの熱的特性を解析する方法。DTAともいう。 | defferential thermal analysis /DTA |
死焼ドロマイト | ししょうどろまいと | ドロマイト鉱石を1500℃以上の高温で焼成しできるだけ不活性化したもの。硬焼ドロマイトともいう。→軽焼ドロマイト,硬焼 | dead-burned dolomite |
死焼マグネシア | ししょうまぐねしあ | マグネサイトや水酸化マグネシウムを1600℃以上の高温で焼成しできるだけ不活性化したもの。硬焼マグネシアともいう。→マグネシアクリンカー,軽焼マグネシア,硬焼 | dead-burned magnesia |
下注鋳造 | したつぎちゅうぞう | 鋳型下部より溶鋼を注入して鋼塊を得る鋳造法。→上注鋳造 | bottom pouring |
湿式キルン | しっしききるん | 水分30mass%以上の湿式で粉砕されたスラリー状又はフィルタープレスによりケーキ状にした原料を焼成するセメント焼成キルン。 | wet kiln |
湿式吹き付け | しっしきふきつけ | 耐火材を予め水で混練した状態で圧送し,ノズルあるいはその周辺で急結剤と混合して吹き付け施工する方法。 | wet gunning |
湿式ライニング | しっしきらいにんぐ | 誘導炉の施工において,不定形耐火物に水を3~5mass%添加混練して築炉すること。 | wet lining |
失透 | しっとう | ガラス状態の物質から結晶が析出して半透明,若しくは濁りを生じること。 | devitrification |
ジブサイト | じぶさいと | →ギブサイト | gibbsite |
絞り | しぼり | 転炉や窯炉で炉体上部が絞られ円錐状になった部分。 | cone |
ジャイレトリー・クラッシャー | じゃいれとりー・くらっしゃー | 窯業原料の粗粉砕に多用される,漏斗状の固定歯の中で,円錐状の回転歯が偏心回転することにより破砕又は粉砕を行う粉砕機。 | gyratory crusher |
灼熱減量 | しゃくねつげんりょう | 乾燥した試料を規定温度で加熱し,結晶水や揮発成分の離脱による質量の減少分を百分率で示した値。強熱減量ともいう。 | loss on ignition |
ジャッキ施工 | じゃっきせこう | ロータリーキルンの煉瓦施工方法の一つ。下半周に施工した煉瓦のキルン中央部を水平にジャッキを用いてキルンシェルに押し付け固定した後,未施工部分が斜め下部になるようにキルンを回転し,順に施工を繰り返していく施工法。 | jack installation method |
ジャックアーチ | じゃっくあーち | 窯炉のアーチ積み構造の一種。アーチの上下面又は下面のみが平らになっているアーチ。陸(ろく)迫りともいう。 | jack arch |
シャドウウォール | しゃどううぉーる | ガラス溶解窯の溶解室と清澄室との間にある仕切り壁で,バーナーの火炎が清澄室(作業槽)にまで伸びてくるのを防ぐため,ブリッジウォール上に空積みされた固定壁。 | shadow wall |
シャトルキルン | しゃとるきるん | バッチ単位で焼成処理する単独窯の一種で、台車が往復して被焼成物の窯への搬入・搬出を行う。一般的にシャトルとは一定の場所を往復するものを指す。(例:シャトルバス、スペースシャトル) | shuttle kiln |
蛇の目 | じゃのめ | 1)炉壁,天井などに円形の穴を設けるときの円形部の煉瓦積み。2)ロータリーキルンのインレット部の煉瓦積み。 | bull's eye bond |
煮沸試験 | しゃふつしけん | セメントの安定性試験の一つ。試料を水中で煮沸することにより膨張性及び反りの有無を検査する方法。 | boiling test |
シャフト(高炉の) | しゃふと(こうろの) | 高炉の一部分の名称。最上部の穏やかな傾斜で,下に大きくなっている部分。炉胸ともいう。 | shaft/stack |
シャフトキルン | しゃふときるん | 直立のたて形の炉で,立窯ともいう。上方から原料と固体燃料,下方から空気を吹き込んで燃焼加熱を行い,製品は重力によって降下する。石灰の焼成に多用されている。 | shaft kiln |
ジャム煉瓦 | じゃむれんが | コークス炉の炭化室炉口金物と接している煉瓦。 | jamb brick |
シャモット | しゃもっと | 耐火粘土を焼成し粒・塊状にしたもの。焼き粉。→グロッグ。 | grog/ chamotte |
シャモット煉瓦 | しゃもっとれんが | シャモットを主原料にした煉瓦。→粘土質耐火物 | chamotte brick/ fireclay brick |
じゃり(砂利) | じゃり | ガラス製品中に包含される結晶質の異物。石ともいう。 | stone |
自由がね | じゆうがね | さしがね(かね尺)の直角部の角度を自由に変えることができるようにつくったもの。 | adjustable angle |
自由水 | じゆうすい | スラリーや含水固化物中で自由に移動できる水。脱水も容易。 | free water |
充填密度 | じゅうてんみつど | 容器に充填された粒状物質のかさ密度。 | packing density |
出鋼口/出鋼孔 | しゅっこうぐち/しゅっこうこう | 転炉,電気炉等の溶鋼の炉外への取り出し口。 | tap hole / taphole |
出さい口 | しゅっさいこう | 溶さい(スラグ)を炉外へ出す口。 | slag notch/ cinder notch |
出銑口 | しゅっせんこう | 高炉の湯溜部に設けられた溶銑の取り出し口。湯溜まりにたまった溶銑を3~5時間おきに取り出す。 | iron notch/ taphole |
出銑口深度 | しゅっせんこうしんど | 高炉の出銑口から内部に充填されたマッド材先端の開口部までの距離。深度が深くなるほど出銑時間を長くとることができる。 | taphole depth / taphole length |
出銑口閉塞材 | しゅっせんこうへいそくざい | 出銑口の閉塞用材料。耐火材料の混合物をタール,樹脂,水等で混練して製造する。出銑口閉塞時にはマッドガンにより出銑口へ充填される。マッド材ともいう。 | taphole mix/ taphole mud/ taphole clay |
出銑時間 | しゅっせんじかん | 高炉出銑口からの溶銑溶さい流出の,開始から停止までの一回の時間。 | tapping time |
準安定化ドロマイトクリンカー | じゅんあんていかどろまいとくりんかー | 遊離のCaOを含むドロマイトクリンカー。 | semi-stabilized dolomite clinker |
ジョイントカッター | じょいんとかったー | 施工後のプラスチック耐火物表面にスコアラインを刻むのに用いるカッター。 | joint cutter |
消化 | しょうか | 1)原材料が水,水蒸気と反応して水酸化物を生成する現象。 2)耐火物の水和による崩壊現象。 |
slaking/ hydration |
焼却炉 | しょうきゃくろ | 廃棄物を焼却するための炉。ロータリーキルン,ストーカー炉,流動床炉,溶融炉等の様々な形式がある。 | incinerator |
衝撃試験 | しょうげきしけん | 材料の靭性,脆性を評価するために,衝撃荷重を用いて行う材料試験。シャルピー試験などがある。 | impact test |
焼結(焼固) | しょうけつ(しょうこ) | (広義)加熱によって粒子間に結合を起こさせる現象。(狭義)粉末粒子がその系におけるどの成分の融点よりも低い温度で加熱することだけで結合する現象。 | sintering/ sinter |
焼結原料 | しょうけつげんりょう | 高密度に焼結された原料。電融原料に対比して使われる。 | sintered material |
焼成 | しょうせい | 成形品に機械的強度やそのほかの必要な性質を与えるための熱処理。 | burning/ firing/ (baking) |
焼成帯 | しょうせいたい | トンネルキルンなどの連続窯で被焼成物の焼成目的を達成するために必要なキルンの高温度区域で通常最高温度部とその前後の高温度域。→連続窯 | clinkering zone/ burning zone |
焼成煉瓦 | しょうせいれんが | 耐火原料を成形した後,必要な性質を与えるため熱処理された煉瓦。 | burned brick/ fired brick |
消石灰 | しょうせっかい | 1) Ca(OH)2を主成分とする物質。珪石煉瓦のバインダーやキャスタブルの硬化促進剤として用いられる。 2) 水酸化カルシウムの慣用名。 | slaked lime/ hydrated lime |
小天井(アーク炉の) | しょうてんじょう(あーくろの) | アーク炉の天井の電極周辺部分。 | center section of roof |
焼鈍炉 | しょうどんろ | 金属を適当な温度に加熱し,その温度を保持した後,ゆっくり冷却する操作をする炉。焼なまし炉ともいう。 | annealing furnace |
ジョークラッシャー | じょーくらっしゃー | 2枚の顎板が相互に往復運動することにより塊状のものを破砕する機械。 | jaw crusher |
助燃炉 | じょねんろ | セメントキルンのプレヒーターの一部温度,熱量を上げて炭酸カルシウムの脱炭酸効果を高め焼成効果をよくするためにバーナーを設けて燃焼させる炉。 | precalciner |
しら(素)地 | しらじ | 成形後焼成前の中間製品。 | green body |
シリカ | しりか | 二酸化珪素(SiO2)。 | silica |
シリカウォッシュ | しりかうぉっしゅ | ガラス槽窯上部構造において珪石煉瓦がアルカリによる溶損によって,その溶液が壁面を流下する現象,又はその溶液をいう。 | silica wash |
シリカガラス/石英ガラス | しりかがらす/せきえいがらす | 1)溶融シリカの別称。 2)溶融シリカで作られたガラス。 →溶融シリカ |
fused silica / fused quartz / silica glass |
シリカフューム | しりかふゅーむ | 金属シリコン,フェロシリコン等を製造する際に発生する排ガスなどから捕集されるシリカ主成分の非晶質球状超微粒子。ポゾラン活性やマイクロフィラー効果があり,低セメントキャスタブルの混和材として重用される。 | silica fume |
シリケートボンド耐火物 | しりけーとぼんどたいかぶつ | 珪酸化合物によって結合された組織を持つ耐火物のこと。珪酸鉱物によりマトリックスが結合した塩基性煉瓦,珪酸塩をバインダーとしたキャスタブル耐火物などがある。 | silicate-bonded refractories |
シリマナイト(珪線石) | しりまないと(けいせんせき) | Al2O3・SiO2の組成をもつ3種の鉱物の一つ,この鉱物を主成分とする岩石。 | silimanite |
ジルコニア | じるこにあ | 二酸化ジルコニウム(ZrO2)。高融点・高耐食性化合物。 | zirconia |
ジルコニア・カーボン質耐火物 | じるこにあ・かーぼんたいかぶつ | ジルコニアとカーボンからなる耐火物。ジルコニア・グラファイト(黒鉛)質も含まれる。鉄鋼の連続鋳造用ノズルの一部パウダーラインなど高耐食性部位に使用される。 | zirconia-carbon refractories |
ジルコニア繊維 | じるこにあせんい | ZrO2を主成分とする繊維。発熱体やジルコニア耐火物の補強材として使われる。 | zirconia fiber |
ジルコン | じるこん | ジルコニウムオルソ珪酸塩(ZrO2・SiO2)を成分とする鉱物。 | zircon |
ジルコンサンド | じるこんさんど | ジルコンを主成分とする砂状の鉱物。 | zircon sand |
ジルコン質耐火物 | じるこんしつたいかぶつ | ジルコンを主原料とした耐火物。粘土質に比べ耐火度が高く耐食性に優れるので鉄鋼の取鍋,鋳造用やガラス槽窯に使用される。 | zircon refractories |
ジルコンフラワー | じるこんふらわー | ジルコンを微粉砕した原料。 | zircon flour |
白煉瓦 | しろれんが | 耐火煉瓦の古称。土木,建築用赤煉瓦との対語。→赤煉瓦 | fire brick |
真気孔率 | しんきこうりつ | 全気孔容積と外形容積の比を百分率で表した値。 | true porosity |
真空プレス | しんくうぷれす | 配合された原料を真空で脱気しながら加圧成形する方法。 | vacuum pressing |
侵食 | しんしょく | 耐火物などの材料が熱間で,気体,溶融金属や溶融スラグなどの液体,固体物質と反応して,低融点の物質を作ったり,組織を緩めたりして,耐火物の表面から溶出してその厚さが薄くなっていく現象(コロージョン)である。耐火物では化学的侵食が主体であるが,固体や液体が流動して摩耗する物理的侵食(エロージョン)も含まれる。 | corrosion/ erosion |
浸漬管 | しんせきかん | 脱ガス炉の槽底に設けられた溶鋼の環流のための管で,これを溶鋼中に浸漬して処理を行う。(しんせきは慣用読み) | snorkel |
浸漬ノズル | しんせきのずる | 連続鋳造でタンディッシュから鋳型へ溶融金属を供給するノズルで鋳型内の溶湯に浸漬するタイプのもの。 | immersion nozzle/ submerged entry nozzle |
振動鋳込法 | しんどういこみほう | キャスタブル等を施工するときに,流動化剤(通常は水)を少なくして緻密な鋳込み体を得るために鋳込み中に振動を加えて鋳込むこと。材料のチクソトロピー性を利用したもので,近年は一般的な施工法となった。 | vibratory casting |
振動成形法 | しんどうせいけいほう | 振動を与えることにより粒子間摩擦を減じ,密に充填させる耐火物の成形法。 | vibration molding/ vibration forming |
振動築炉機 | しんどうちくろき | 誘導炉や樋で多く使用されるライニングのスタンプ施工に使用する工具の一つ。粉状の耐火物(スタンプ材)に振動を与えてライニングを形成する。電動式,又はエアー式がある。 | vibrating stamping machine |
振動篩 | しんどうふるい | →篩 | vibrating screen |
真密度/真比重 | しんみつど/しんひじゅう | 真密度は質量を空隙部分を除く真容積で除した値。真比重は同体積の4℃,1気圧の水の質量との比。 | true density/ true specific gravity |
真容積 | しんようせき | 固体物質の空孔部分を除いた容積。 | true volume |